あなたの母なる慈愛が救い
日本がまだ貧しかった時代には母体の栄養不足、過労病弱による流産、死産、もしくは子どもが出生しても医学が発達していなかったため、病気や事故などで死亡することも多かったのです。
だから、死しても、子どもの形をしていますから、賽の河原で遊んでいて、鬼共にいじめられても、お地蔵さまが助けて守って下さったのです。
しかし、今日では、堕胎や人工中絶によって、子どもとしての形をしていない水子は、お地蔵さまが救おうとされても、水のようで、手の指の間からこぼれてしまって、救えない存在なのです。ですが、観音さまの手のひらには、水かきのような膜がついていて、このような水子でも救って、慈愛の心で母のように慈しんで下さいます。これが水子観音さまです。自分の意思ではなく葬り去られた我が子を、この水子観音さまにあなたの心を託して水子の慰霊と供養を行って下さい。
大観音寺の水子永代供養
「慈母水子観音」「聖水子観音」「大慈水子観音」三力結集で必ず水子を救い、すこやかに育ててくださいます。
当寺水子永代供養は水子一霊につき、二基の屏牌(屏風型のお位牌)をつくり、一基を当寺観音殿に安置し、永代にわたり供養いたします。
もう一基は施主にお送りし、施主が祀って供養をします。自宅での供養が当寺の屏牌に感応して、施主の声が水子に届くことでしょう。
また、この一基をお手許に置かれることを差し控える方や、他人に知られたくない方は、連絡不要と記して下されば、お位牌の送付はいたしません。
尚、お申込後、会員証を発行しており、その登録番号をもとにお位牌を管理させていただきます。この会員証の提示で2年間当寺への拝観料が無料(同伴者2名)となりますので、気軽に水子三観音様にお参りしていただくことができます。お位牌は不要で、会員証が必要な場合は会員証のみお送りすることもできます。
水子供養料のご案内
永代供養料 | 一霊につき35,000円 |
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御施主の福寿繁栄と母体の安泰、家内安全、無病息災をご祈願いたします。
お振込み方法は、現金書留、郵便振替、銀行振込があります。
お申し込み後1週間以内にご入金が無い場合、受付を取り消しさせて頂きますのでご了承下さい。
お振込み・送付先
現金書留 | [送付先] 〒515-2621 三重県津市白山町 宝珠山 大観音寺 |
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郵便振替 | 口座番号 00870-2-25173 加入者 宝珠山 大観音寺 |
銀行振込 | 三十三銀行 0154 久居(ヒサイ)支店 260 普通 0640224 (シュウ)大観音寺(ダイカンノンジ) |
水子供養のお申込み
※秘密は固くお守りしますので安心してご相談ください。
そもそも水子とは?
近年になって、生後まもなく亡くなった子に対して、供養する事が一般化され、水子(みずこ)と呼ばれるようになりました。
水子と言う言葉の語源は、日本神話からきています。イザナギとイザナミが子作りの際、不具の子が生まれ、まもなく海に流されます。この生れた神を「水蛭子(ひるこ)」と呼び、転じて水子になったとされています。また流された命から、流産という言葉も生れています。
本来、日本の風習では、七歳以下で亡くなった子供は、まだ人間の子とは考えず、もう一度生まれ変わるものと信じられており、死んでも仏にならないため、極楽浄土に送る仏教的な葬式や埋葬は、行なわれないとされてきました。また、地方によっては水子が死んだ時に、一人前の葬式をあげると、あの世でいじめられるというような言伝えもあります。
水子のために親としてできること
理由はともあれ、我が子を失う悲しみは計り知れないものだと思います。また自分の責任だと責める人もいるでしょう。
しかし、悲しんでいたり、自分を責めたりしていても何の解決方法になりません。大事な事は、本来人間として生をうけるべきであった我が子を、敬う心を持ち続けることです。すなわち、我が子を尊い存在と考え行動することです。
たとえば、命日にはお花やお菓子、服などその年令にあったお供え物を考え、供えてあげるとか、また名前を付けてあげてもいいでしょう。時間に余裕があれば、線香やお水を供えて合掌することも水子さまは喜ぶことでしょう。
当寺の水子三観音さまには命日、お盆、そしてこどもの日などには多くの参拝者が、お供え物を持って御参拝に来られます。30年以上に亘り、毎年御参りくださる親御様には敬服の念に堪えません。当寺だけに限らず、お寺など手を合わせる機会があれば、必ず水子さまの冥福を願ってあげてください。
もちろん、供養することも大事ですが、供養したからといって水子の存在を忘れてしまう事はいけません。親として、我が子の冥福と身ごもってくれた感謝の気持ちを、持ち続けることが本当の供養となるのです。
水子の供養は必ずした方がよいか?
最初に申し上げますが、水子に祟りなど一切ございません。
水子はこの世に生まれ出なかった為、煩悩を持たない純真無垢な存在とされています。そんな煩悩を持たない我が子が、自分に対して災いをもたらすはずがありません。したがって、祟りがあるから供養をしなければいけないと言う考えは持たないで下さい。
前にも述べたように、以前は水子が亡くなっても葬式や供養は行われることはありませんでした。
しかし、1970年代ころから、我が子をなくした両親のやり場のない気持ちを汲むため、全国的に水子供養をするお寺が増えました。
昨今では人工中絶も多い中、供養によって救われた方も数多くおられることでしょう。
水子供養は、決して誰かに強制されるものでもなく、必ずしなければならないものでもありませんし、しなかったからといって何かあるわけでもありません。
原点にあるのは、あなたの気持ちです。一瞬でもこの世に生を受け、自らの体内に実感した我が子の旅立ちを慈しみ、供養をしてあげたいと親心が芽生えたときに供養すればいいのです。
水子供養はどのように続けたらよいか?
お申込の際に、ご希望に応じて「連絡 必要」と申込み頂ければ、ご自宅用にお位牌(屏牌)をお送りしております。
仏壇があれば、お水またはお茶及び線香をお供えし、屏牌を祀って合掌して水子の冥福を祈ってください。
仏壇のない方は清めた机の上で同じようにお供え合掌をしてください。供養が済めばお位牌を折りたたみ、仏壇の引き出しなど粗末にならない所にお納めください。
諸事情によりお位牌をお持ち頂けない方は、毎朝本殿にて供養をさせて頂いていることをご理解の上、合掌にて水子さまの冥福をお祈りください。
また、命日、お盆、お彼岸には特別供養を受付けております。特別供養とは約8万体のお位牌の中から、ご自分のお子様のお位牌を取り出して供養をさせていただくものです。
本当の供養とは、水子の存在を忘れないで冥福を祈り続けることです。