厄除不動尊

厄除不動尊は、眼を怒らし、両牙を咬み、右手に剣を、左手に索を持ち、大火焔を背負っておられます。
剣は、瞋恚、忿怒、愚痴の三毒を切り払う知慧を表わし、索は、衆生が迷いの世界に陥いるとき、この索で身体を縛って救われるものであり、背負っている大火焔は、一切の煩悩を焼きつくす大慈悲の徳を表わしておられます。

「南無厄除不動明王」(又は、真言「なうまくさんまんだ、ばざらだん、せんだん、まかろしゃだ、そわたや、うんたらた、かんまん」)と称え、お願いをすると、あらゆる災難、病気、苦しみから救われ、諸願がかなえられます。