世界遺産・斎場御嶽(せいふぁーうたき)

祈りの聖地が、世界遺産登録されているとは、沖縄県人の信仰心の厚さに感服いたします。

実は新年号「令和」が発表されたとき、ご縁でこの聖地におりました、この霊験あらたかな地
で、新しい年号が聞けたことは感慨深く、ずっと心に残る喜びになると思います。

太陽の陽の光を神と崇めて、今なお多くの人がお祈りにやってきます。足を踏み入れた瞬間、伊勢神宮や春日大社と同じ荘厳な空気を感じました。

斎場御嶽とは
御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で斎場御嶽は、琉球開びゃく伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地です。
 御嶽の中には、六つのイビ(神域)がありますが、中でも大庫理・寄満・三庫理は、いずれも首里城内にある建物や部屋と同じ名前をもっています。当時の首里城と斎場御嶽との深い関わりを示すものでしょう。

 はるかなる琉球王国時代、国家的な祭事には聖なる白砂を「神の島」といわれる久高島からわざわざ運び入れ、それを御嶽全体に敷きつめました。その中でも、最も大きな行事が、聞得大君の就任式である「お新下り」でした。斎場御嶽は、琉球国王や聞得大君の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り」(アガリウマーイ)の参拝地として、現在も多くの人々から崇拝されています。

世界遺産になったことで多くの観光客が訪れていますが、この沖縄県人のお祈りの妨げにならないよう、お参り、見学したいものです。

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