自律神経を整える!

自律神経は、私たちの生命活動を、常に支え続けてているものです。自律神経は交感神経と副交感神経で構成され、内臓器官のすべて、とくに血管をコントロールしている神経です。心臓の動きや呼吸にも、大きく影響していることを考えれば、自律神経はまさに生命維持の根幹と言えるでしょう。
したがって、自律神経を整えることが、健康維持の重要なポイントとなってきます。

交感神経が優位な時は、興奮状態、副交感神経が優位な時は、冷静で落ち着いた状態、車で例えて言うならば、交感神経はアクセル、副交感神経神経はブレーキの役目をはたします。一見、副交感神経優位のほうが、落ち着いていいように思いますが、どちらが優位になってもダメなんです。バランスを保つことが大切なんです。


興奮状態にあるときは、腹式呼吸がいいとされています。僧侶の読経は、腹式呼吸と言われていますので、僧侶が冷静沈着なイメージを持つ方が多いのはここにあるのかもしれません。腹式呼吸といえばヨーガ、自律神経を整えるには非常にいいとされています。またプロゴルファーはパットの前に、興奮状態を抑えるために、深呼吸をします、これは、交感神経優位から精神状態のバランス保つために非常に効果的だと思います。

また、自分がイライラして興奮状態にある時や、悩み事で落ち込んでいる時は、ため息をつくことは、決して悪いことではありません。交感神経が高まることによって、呼吸が浅くなり、血流が滞って体の隅々に酸素が行き渡らなくなります。ため息をつくことによって、深い呼吸を取り戻すことができ、副交感神経の働きが高まってきます。逆に言うとストレスが溜まったときにため息が出るのは自然の摂理かもしれません。

現代社会において、ストレスなく過ごすことはなかなか困難なことです、このストレスを排除しようとするのではなく、いかに上手く付き合って、自律神経を整えていくかが、健康で長生きの秘訣ではないでしょうか。

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