やる気達磨(だるま大師)

やるき達磨

だるまのモデルとなった達磨大師は、中国で禅宗を開いた開祖として知られています。

王族出身の達磨大師は出家し、40年の修行の後、釈迦の教えを説きながらインド、中国へと渡ります。そして、今も河南省にある古刹、少林寺拳法の総本山少林寺に到達します。

ここで達磨大師は、厳しい修行を行います。壁に相対して9年間座禅を組み続け、その結果悟りを開き、禅の境地に達したことから、少林寺は禅発祥の地と言われるようになりました。

また、この故事から、我慢強く物事をやり遂げることを示す四字熟語「面壁九年」という言葉が生まれました。

しかし、9年間に及ぶ修行は体を蝕み、座禅によって手足が腐り落ちてしまいました。この伝説が日本に伝わり手足の無い、顔だけの人形が作られるようになったのです。

病気でも仕事でも何事も我慢強く、忍耐が必要だと、達磨大師は教えてくれているような気がします。

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