我々日本人は箸を使って食事をします。これは東南アジア諸国を含め、共通する文化です。いち早く食生活に箸を取り入れたのは、日本人だと思われる記述が「古事記」「日本書紀」に載っています、また縄文遺跡から、木や骨で作られた箸のようなものが、発見されているため、日本が始めというのが有力視されています。

当初の箸は一本で、神へお供え物を運ぶ道具であったようです。神様に捧げるお供えものを素手で扱うわけにはいかないと、考案されました。

神具の一つとして、その歴史が始まったため箸は、それゆえタブーと言われることが多くあります。「箸から箸へ食べ物を渡してはならない」これは、骨上げを連想させるからで、その他「叩き箸」「洗い箸」「指し箸」など、箸に関するルールが無数にそんざいします。

神事のアイテムであり、食べ物を、命を、まさに橋渡ししてくれる箸は日本人の生活に密着した、しきたりそのものかもしれません。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。