
初詣は、いまや正月の国民的行事となり、例年多くの人々がお寺や神社にお参りします。
しかしながら、この初詣が一般的になったのは、この100年ほどで、それ以前は寺社に参拝する習慣は全くありませんでした。
それ以前は家で過ごす人がほとんどで、四方拝といって東西南北を拝み無病息災を願いました。神様を家で迎える儀式が正月に各家庭で行われていたのです。
それが明治時代になると、年神様は日の出とともに訪れるといわれるようになり、初日の出を拝む習慣が盛んになりました。そして明治維新のスタートとともに、国をまとめる柱として、国家神道を用いて、神社への参拝が推奨されるようになっていきます。
現在では鉄道網の整備も進み、経済も成長し、日本国民にレジャーを楽しむ余裕ができたことも初詣ブームの一因でしょう。
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